私がいつも買う飲料は、やはり永遠のスタンダードとしてPOCARI SWEATとC.C.Lemonの2つ、そして嗜好品としてRedBullですが、ここ2年ほど飲むことがワクワクする飲料があります。 それが皆さんご存知の大ヒット商品KIRINの「世界のKitchenから」シリーズです。初めて見たときから、まずボトルデザインでジャブ、飲んだ時の味でフック、商品の季節限定性でアッパー、新商品の期待値でノックダウン、といった流れでもう商品のファンにならざるを得ない状況を作り出していました。 ハッキリ言ってレールのとおりの最新マーケティングの王道を行っていますが、それがこんなに気持ちよく結果に反映している商品はこれくらいでしょう。大学時代の友人も多数KIRINに就職していきましたが、ここのマーケティング部門には優秀な人材が集まっているのでしょう。(もしくは、単に広告代理店に丸投げしてる?) 今回は「世界のKitchenから」におけるKIRINの戦略を分析してみたいと思います。 1.商品開発戦略 ・多品種大量生産かつ高コスト(味のクオリティが半端じゃない!) → ヒットを前提としてるからこそ実行できた戦略。最終的に完売状態で余剰在庫はほぼゼロを実現している ・季節に合わせた期間限定戦略・ストーリー性 → 季節・期間限定は他社メーカーも常道として行っているが、さらに素材と地理にストーリー性を加味することで洗練された魅力へ 2.デザイン戦略 ・こだわりを具現化したボトルデザイン → ラベルデザインにとどまらず、商品ごとにボトル自体の形を変化させることで1つ1つの商品に手作り感が出る 3.マーケティング戦略 ・商品うんちく・ストーリー入りの商品広告(電車内や看板など) → 見ていて楽しいコンテンツ ・獲得ユーザーをさらにコアファンに変えるウェブ戦略 → サイト上でユーザーに感動メッセージを書き込んでもらい、ユーザー間で共有するというバズマーケティング ユーザーにCMを投稿してもらい閲覧数で決定するというユーザー参加型CMメイキング ファンになったユーザーがブログで紹介して、さらにクチコミが広がる仕組み 浅い分析ですが、とにかく僕はこのマーケティングにどっぷりハマりました。屈辱的なくらい虜になっています。
オフィスの近所、神田神保町界隈にある「いもや」 天ぷら、天丼、とんかつの3種類の店舗があり、そこはヤバイことがいっぱい。 とんかつの「いもや」は、とんかつしかない。ここまでメニューが少ない飲食店は、ギネスに載るのでは?ヤバイです。 まず、店内に入ると、食べるメニューを95%向こうから指定されます。ヤバイです。 そして、行列をなした客の最後尾につき、ひたすら無言で食べ続ける客の背中を眺め、最速・最短移動距離で仕事をこなす料理人の動きに驚愕します。最強のトヨタ改善方式です。むしろこっちが元祖かもしれません。 やっと順番になり、席に着くや否や、速攻で揚げたてのとんかつ定食が出てきます。この揚げたては、いわゆる揚げたてではありません。揚げた2秒後くらいのタイミングなのです。まだジュージュー音をたてて、豚くんがうなっています。 ここのとんかつは、今まで食べたとんかつの中で、最高に美味しく、最大級の大きさです。安くて、早くて、美味しいという3つですべて一位に輝くこと間違いありません。ヤバイですね。 お茶を席の前に出されるのですが、それを受け取るまで、何度でも「お茶どうぞ」と連発されます。カオスですね。 次にヤバイのは、食べてる間に会話をすると、とてつもないプレッシャーをかけられることです。そんなんで、みんな軍隊のように沈黙して箸を動かし続けなければなりません。 食べ終えると、すぐに勘定を済ませて店を出ろというプレッシャーがかけられ、店員はすでにお釣りの小銭を何パターンも準備して待ち構えています。席を離れるとすぐに次に客がすわり、お茶と揚げたてのとんかつが出されるという、まさに工場の生産ラインそのもの。 そして、店内は日本一といっていいほど清潔です。油がこびりつくはずのフードは、鏡のようにピカピカに磨き上げられ、カウンターテーブルは白木で真っ白。汚れ1つ許しません!といった主張が感じられます。 「いもや」・・・伝説の飲食店であることに間違いありません。 もちろん、一切マーケティングなんてしてません。HPなんてできたら、新聞のトップにのるでしょう。こんな伝説が近所にある明大生、幸せですね。
誰もが知ってることを自慢したくなる・・・というかあまり知られてほしくない・・・そんなレストランが地元船橋にあります。 東京まで30分、完全な東京のベッドタウンである船橋ですが、実は農作物生産量はかなり高い。マンションが乱立して農地が減る中でも、農家は頑張っています。実は紹介する「蔵六三三〇」は、本業は牛乳屋さんです。牛舎に併設する形で写真のログハウスのレストランがあり、そこは軽井沢?北海道?と思ってしまうような空間です。 牛乳屋さんだけあって、ミルクもたまらなく甘く温かい味がします。さらにピザはもっちりとして、生地の味もあり、都内の高級イタリアンよりはるかに上質な料理をいただくことができます。 生ソーセージというのを初めていただきましたが、手作りソーセージは肉のジューシーさ、味の深さが全然違いました。バジルペーストもとてもよく合っていて、シェフの腕の良さが伺えます。 ログハウスの店内は、天井が高く、インテリアは木製のナチュラルテイストでまとめられていて、まさしく北海道にきたような感覚にさせられます。日々の多忙に疲れた時に、リラックスして長時間楽しめる、この空間は大切に利用したいと思います。 さて、このレストラン、ネット検索しても、一切公式サイトがでてきません。なんと、新しい店舗にも関わらずHPをもっていないのです。 検索結果は、すべて食べログなどのクチコミサイトで書かれたクチコミだけで、お客さんはクチコミ情報を元にやってくる人、もしくはたまたま遭遇して、不思議なレストランに興味本位で入る人が多いのです。テレビや雑誌からも取材依頼がきているようなのですが、あえて断っているようで、そこまでしてメディアに露出しないというのは、マーケティングの観点からみると真逆の手法なのですが、それでも平日ディナーは満席状態で、集客には困っていません。 [googlemap lat="35.724035" lng="140.010201" yaw="247.20967741935553" pitch="3.8387096774193585" zoom="0" width="550px" height="350px" type="STREETVIEW"]千葉県船橋市高根町1781−2[/googlemap] こんなに最悪の立地で、人通りもなく、わかりにくい船橋の片田舎で、HPも作らず・・・完璧に集客できてしまう・・・完全にプロダクトアウト型の自分達の主張を通して作った店というのは、その価値観に共感した客をガッチリと捕まえることができるんですね。 やはり料理・ものづくり・デザイナーなどの「職人」は頑固なこだわりが結果的に成功に結びつくんですね。 これからの医療業界も、そんな患者に対してのポジティブなこだわりをもった職人気質の病院・クリニックが増えてくれることを願っています。ちなみに不妊治療業界で完全に職人としてこだわりを追求して成功しているのが、私が医療機関として最も尊敬する加藤レディスクリニックです。
現在の野菜の問題点: ・サラダなどを作成する際に野菜の切り口が赤く酸化してしまうため、外食産業では廃棄率が高い(味の劣化はほとんどない) アントシアニン合成系ストップ植物とは: ・植物の遺伝子組み換えにより、アントシアニン合成系におけるキーエンザイムの合成をストップさせたもので、酸化反応によるアントシアニン(赤い色素)の合成が一切ない植物 アントシアニン合成系ストップ植物がもたらすイノベーション: ・外食産業における野菜需要において、廃棄率が低いため、他の野菜と比べて競合優位性が高い商品になる
現在のパスタ料理の不満点: ・茹でるために大きな鍋に大量のお湯を沸かすため、時間がかかる ・茹で時間が長く、またゆで加減の調整が素人では困難 高速パスタボイラーの原理: ・容器内に水と食塩、オリーブオイルを入れ、スイッチを入れるだけでパスタボイルが可能 ・容器内に超音波をかけて、パスタ内部に熱を生じさせるため、ゆで時間が短縮可能 ・パスタ以外にも野菜をゆでる際にも利用可能 パスタボイラによる外食産業へのイノベーション: ・冷凍パスタを使用することなく、短時間で茹でたてパスタを提供可能に ・冷凍パスタが必要なくなるため、保存用フリーザーのコストがゼロになる ・使用水量が減るため、節水が可能(水道料金低下) ・素人のアルバイトでもパスタを最適なゆで加減で調整することが可能に
飲食業界では知らない人がいないと言っても過言ではない、浅草 合羽橋の問屋街。そこは大正時代より続く問屋街で、新たに飲食店を開業しようとする人が国内のみならず海外からも買い付けにくるプロの町です。私も高校時代から約8年ほど飲食業界に触れてきたため、調理器具に関する知識はそれなりにあり、こだわりも人一倍持っています。ちなみに以前より持っている野望は、自分で鉄を打つところからスタートして鞘に納めるまでの日本刀型マイ包丁を作ることです。日本刀型包丁(日本刀と同じ製法で、同じように刃に波が入っている)を作れる最後の職人に、最後の一本を私の友人のシェフが作ってもらったという縁もあり、自分でぜひ作ってみたいと考えています。 そんな料理・調理マニアにはたまらない町が浅草 合羽橋です。そこで大正元年から店舗を構えている老舗「飯田」は、実は私の親友 飯田 結太の実家であり、彼はそんな歴史ある店を支えている家族をとても誇りに思っています。約100年の歴史を作ることの偉大さは、会社を経営してみて初めてわかります。ベンチャーは2年で多くが消えていくような中で、激動の大正、昭和を経て、今に至るまでプロから愛されている店は、本当に社会から必要とされている産業といえます。 しかし、この世界的経済危機のあおりは合羽橋にも押し寄せ、どの店舗も経営危機にあるようで、親友も経営再建のために本腰を入れて、自分の店だけでなく、合羽橋の商店街全体の変革を模索しています。リアルからネットへ、卸からメーカー直販へ、という流れの中、単にネット販売だけすればいいという安直なビジネスモデルチェンジを親友は選択しないと思います。リアル店舗だからできる付加価値や顧客との接点、そして商材自体に卸問屋が付加価値をつけることができれば、それは新しいビジネスサプライチェーンとして成立すると思います。親友が合羽橋という名所を起点として、商店街をリノベーションするベストプラクティスを構築してくれることを楽しみにしています。そしてそのスキームを全国の商店街に適用して、日本の地方都市を再発見できるような流れを作って欲しいと思います。 ご家庭で毎日料理をされる方、こだわりの調理器具・食器をお探しの際はぜひ飯田へ足を運んでみて歴史を感じてみてはいかがでしょうか。 株式会社 飯田 東京都台東区西浅草2-21-6 金の河童像の前 [googlemap lat="35.713991" lng="139.788844" yaw="33.38221352765004" pitch="-15.842701847212942" zoom="0" width="480px" height="300px" type="STREETVIEW"]東京都台東区西浅草2丁目21−6[/googlemap]